ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

唐人街探案2  Detective Chinatown 2

 

『唐人街探案2  Detective Chinatown 2』 ★4

 

邱泽(ロイ・チウ)さん、尚语贤(シャン・ユーシエン)さん、主演の探偵サスペンスです。全16話。

 

邱泽(ロイ・チウ)さん、前作「唐人街探案  Detective Chinatown」を視聴しました。台湾俳優さんですね。

尚语贤(シャン・ユーシエン)さん、「赘婿」「唐人街探案」を視聴しました。

 

 

ミステリーサスペンスでもありますので、あらすじを書かずに感想を書きたいと思います。あまり内容に触れないで感想を書きたいと思っていますが、気になる方はこの先ご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このドラマの私の一番は

 

どっしりとしたクライムサスペンス、です。

 

シーズン2になる今作品は四つの事件が語られていきます。そのうちの前半の二つの事件が 林默 の事件。後半二つの事件が KIKO の事件となっています。

映画版を一切観ていないので細かい探偵仲間の関係性がわからないではありますが、ドラマ版だけでも楽しめます(もちろん、映画版を観ていた方が面白いとは思います。←見よう見ようとは思っているんですが…)

林默の事件「天使的旋律」「恶魔的呼吸」と、KIKOの事件「游乐园」「黄金城」の四つの事件なのですが、どの事件も弱者が虐げらる社会の闇に関わるお話でした。

前シリーズのラストがありますから、「Q」のことがもっとわかる様になるのかとも思いましたが、「Q」の謎はほぼ分からないまま、探偵たちの事件簿として独立した事件が展開していく感じでした。

林默は推理アプリ「CRIMASTER」で四位、KIKOは五位。林默は今回も師父である 唐仁の尻ぬぐいをする形で事件に関わっていきます。

警察関係がワチャワチャとコメディタッチで描かれ、ドラマを観終わっても暗さや重さが後を引かないコメディサスペンスの形ではあると思いますが、四つの事件とも内容は重く暗く悲しかったです。

私は 林默が自身の驚異的な嗅覚を使って捜査するシーンがとても好きなのです、粒子を吸い込み匂いが視覚化され部屋の至る所で爆発するシーンが美しい。

観たばかりの「大理寺少卿游」でもにゃんこ少卿が匂いを吸い込むシーンがたびたびありましたが人の五感が視覚化されるシーンに魅かれる。

前回ドラマもですが(前回のほうがより好きなのですが)アジアの一角にあるという街(現実と架空の合間と言った感じの)の造形も統一された世界観もとても美しくて好き。

林默の方は雑多な下町という世界のなかで起きる陰惨な事件を紐解いくんですが、やっぱりこの 林默さんがとても魅力的でした。彼自身が暗い重い過去を引きずっているにも関わらす、相変わらずその芯になる部分がとてもいい人なんですよね。悲惨な事情を抱える被害者のために怒る姿も、辛さを抱える姿もとても素敵。

女刑事の 萨莎に  IVYへの気持ちを弁明するシーンがあったのですが、素直に自分の今の思いを口にしていて、それを見て私は「えーっ、そんな風にそのまま言うの~」とそのギャップに思わず、撃ち抜かれてしまいました。

KIKOの事件も KIKOの能力を反映したやはり普通なら観ることのできない、電脳世界を視覚化していて、その世界観が美しいなと。

ハッキングを駆使して事件を解決していくんですが、林默の方もですが事件解決に多くの仲間が登場してくるのもこのドラマをより魅力的にしている要素だとしみじみ思いました。

めっちゃ強い ジャック・ジャーさん好き。

ラスボスである「Q」との対決がどうなるのかが気になるところ。「CRIMASTER」の探偵たちが一堂に会する映画が出来たりするんですかね、妻夫木さんも参加して欲しいな~。色んな探偵さんにスポット当てたドラマも観たいし、まだまだ 林默さんも見足りないのでドラマもガンガンシリーズ化して欲しいです。

 

 

                    (画像出典 百度百科)