ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

ロマンスの方程式 致我们甜甜的小美满 The Love Equations  ★4

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龚俊(ゴン・ジュン)さんと、刘人语(リュウ・レンユー)さんの青春ラブストーリーです。全28話(番外あり)。

 

龚俊(ゴン・ジュン)さん、今すごい旬の俳優さんではないかと思います。私は「醉玲珑 酔麗花~エターナル・ラブ~」を視聴したのみですが、「绝世千金 絶世令嬢 ~お嬢様はイケメンがお好き!?」「看见味道的你」(途中まで視聴出来ましたがその後見れなくなってしまい・・・残念)青春ドラマが次々公開されてますね。

刘人语(リュウ・レンユー)さんはこのドラマが初出演作のようです。

 

このドラマのストーリーは

 

男性主人公 赵泛舟 と、赵泛舟が惹かれて行くヒロイン 周筱 、の恋のお話です。

 

赵泛舟は大学の学生組合の仕事として、新入生を駅まで迎えに行く。でも、一人時間に間に合わない生徒が出来、その一人を待つことに。

遅れて駅に着いた周筱は遅れてしまった事に謝罪をしたが、そのことを気にする様子もなくあっけらかんとしている上に落ち着きがなく、赵泛舟は引いてしまう。

 

大学に戻り、新入生の学生登録の受付をしていると、並びながら小説を読んで涙ぐんでいたかと思ったら、友人とふざけて笑う周筱を見つける。赵泛舟は、泣いたり笑ったりとコロコロ表情の変わる周筱から不思議と目が離せなくなる。

 

その後も偶然(かなり早い段階で偶然ではなくなってる)出会うたびにいつも前向きで明るい周筱にどんどん惹かれて行く赵泛舟・・・と始まって行きます。

 

私のこのドラマの一番は

 

赵泛舟の愛です。

 

周筱に惹かれて行く序盤から、もう好きがあふれでちゃっているのです。それが、とてもストレートに表現されていて、観ていて本当に可愛かった。駄々洩れしているのですが、(本人隠す気はいっさいないので、漏れててもかまわない)、周筱が天然女子で鈍いのでこれがなかなか伝わらない、それどころか斜め上を行く誤解があったりと、スローペースで恋が進んで行く様子がほのぼのと描かれていて、とても良かったです。

 

サブの友人たちの恋も良かった。漫画チックではありますが、ザ、青春といった感じで大学生活や、恋や友人、教授との関係とか、ああ、いいなぁ~うらやましいと思って鑑賞しました。

 

恋のライバルのなかなかひどいやり口で、別れが訪れてしまうのですが、ここも、赵泛舟の周筱への好きが、十分わかっているのでただただ切なかった。もう赵泛舟と一緒に胸を痛めましたね。

とても、切ないシーンの多い別れの間なのですが、突っ込み所がございまして、別れて眠れなくなった赵泛舟が周筱のいびきを子守歌替わりにしている所。私は「いや、ないでしょう、これは」と思い、笑っちゃいましたが、どうでしょう、いびきをも愛していてくれてるという、胸キュンシーンなのでしょうか?

 

ラストは勿論ハッピーエンド、本当にストレスフリーで楽しめるドラマでした。

 

このドラマ「 致我们单纯的小美好」と「致我们暖暖的小时光」と合わせ三部作ということなのですが、「致我们暖暖的小时光」でもヒロインがネコ型ロボット(←回りくどい?)が好きだったり、日本のホラーが作中に出てきたり、親日感が漂っているのですが、このドラマでも、この親日感を感じることが出来ます。

今回のヒロイン周筱は大の「見た目は子供、頭脳は大人」(←しつこい?)なあの方の大ファンで、こちらも至る所で眼鏡をかけたあの方が登場します。(「致我们暖暖的小时光」の時にここがネックで日本への輸入はないかと思いましたが、無事上陸しましたので、こちらも大丈夫かな?と思ってます)

でもそれだけではございません。

ヒロイン周筱、文系でミステリー作家を目指しているのですが、赵泛舟がそんな周筱の気を引くために用意する本が、「不然你搬火星啊」という伊坂幸太郎先生の本なのです。これたぶん「火星に住むつもりかい?」という作品だと思うのですが、渋い、そしてすごいと思いました。序盤に周筱が「東野圭吾の本は泣ける」的な話をしてるシーンがあるのですが、東野先生はとても人気なので中国語訳がありそうと簡単に想像できますが、伊坂先生の作品も中国語に訳されているのかと感動しました。

こんな風に自分の好きな物(私もミステリー好きです。私は浅いのであまり自慢できるものではありませんが)をふとしたことで共有したと感じる(それも海外のドラマの中で)、嬉しさってたまりませんね。

 

最近 陸秋槎さんという中国人作家さんの書いた「元年春之祭」という本格推理小説をおもしろく読みました。機会があればぜひお手を伸ばしてみて下さい。

 

 

最後に、このブログを書き始めて、なんと一年が経ちました。

自分でも驚きますが、早かったです。

あまり反応がなく、このブログを読んでくださる方が本当にいるのか不安ばかりでしたが、最近初めてコメントを頂き、本当に読んでくれている方がいる事を実感し、とても嬉しく、励まされました。

 

このブログに立ち寄って下さる皆さまに感謝します。私個人の思い入れの強い偏ったドラマ感想ではありますが、またボチボチ綴っていきたいと思いますので、またお立ち寄り頂ければと思ってます。

 

 

                         (画像:出典 百度百科)