ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

HIStory3 那一天~あの日 + HIStory4 隣のきみに恋して~Close to You

 

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『HIStory3 那一天~あの日 + HIStory4 隣のきみに恋して~Close to You』 ★4

 

「HIStory3 那一天~あの日」

宋伟恩(ウェイン・ソン)さん、黄隽智(ホアン・ジュンジー)さん、主演の青春恋愛ドラマ(BL)です。全10話(本国放送は20話?)。

 

「HIStory4 隣のきみに恋して~Close to You」

涂善存(チャールズ・トゥ)さん、陈立安(アンソン・チェン)さん、主演の恋愛ドラマです。全10話(こちらも台湾での放送は20話?)。

 

どの方も初見の俳優さんです。台湾俳優さんで、宋伟恩(ウェイン・ソン)さん、涂善存(チャールズ・トゥ)さんは他出演作がございます。黄隽智(ホアン・ジュンジー)さんはこのドラマでの俳優デビュー、陈立安(アンソン・チェン)さんもほぼ新人さんかな?

 

このドラマの簡単なあらすじ

 

「HIStory3 那一天~あの日」は

高校生の ハオティン は仲間と恋人に囲まれ青春を満喫してます。ハオティンは勉強はできないがやんちゃで、先生にも平気でたてつくような男の子なのですが、ワルくても明るい性格で生徒に一目置かれる存在です。恋人が学年トップの シーグウ を褒めたことから、シーグウに目を付け、何かと絡むようになります。

そんな何も考えず楽しい毎日をただ送っていたハオティンが、いつものイタズラ程度の気持ちでシーグウの模試を受けられない様にしてしまったことで、シーグウが辛い現実に立ち向かいながら必死生きていることを目の当たりにして、シーグウに惹かれて行きます。

そんな、やんちゃな高校生と生きるために必死な優等生の恋と、サブラインで、ハオティンの親友 ボーシャン とカフェを経営している年上男性 ジーガン の恋が語られています。

 

「HIStory4 隣のきみに恋して~Close to You」

ブライダル会社に勤める シャオ・リーチェン は友人のトン・ムーレン、イエ・シンスーと軽口をたたきながら楽しく過ごしています。

ある日、会社に新人として初恋の人 リウ・メイファン が入社してきます。

それを知ったリーチェンはきっと再会したのは運命の人だからと、アタックし始めるのです。が、子供心に好きな子の気を引きたいためにいじめていたので、相手の印象は最悪だったのです(明るく誰からも好かれるが、軽くていい加減なリーチェン)。

色々な方法でアプローチをするリーチェンなのですが、うまくいきません。そんな時メイファンがBLファンだと知ってBLの意味も知らず仲間になることに。

腐男子のうそがバレる前に、メイファンはリーチェンがムーレンを好きだと誤解していて・・・。

初恋の人の気を引くためについた嘘から、段々ムーレンに惹かれて行くリーチェンの恋と、闇を抱えた義弟 ヨンジエに迫られるシンスーの恋が始まります・・・。

 

 

このドラマの私の一番は

 

「HIStory3 那一天~あの日」の衝撃のラストと「HIStory4 隣のきみに恋して」のLGBTQ先進国の台湾です。

 

「HIStory3 那一天~あの日」は、恋で人生が変わっていくハオティンの一途で情熱的な思い、その強い思いに辛いばかりだった人生に幸せと安らぎを見出していくシーグウの儚げな姿に胸キュンが止まらないのですが・・・

ラストの衝撃たるや、9話から10話の間に何か見逃した?と思って二回見返しましたからね。それでも「えっ?本当?」と最後まで信じられませんでした。

サブのボーシャンとシーガンの恋も、前向きなボーシャンと大人なシーガン、二人の純愛に胸が打たれます(ただ、ラブシーンは激しめでしたね。肌色多めです)

 

「HIStory4 隣のきみに恋して~」

この二つの感想を一緒に書いている理由なんですが、こちらのドラマにボーシャン、シーガンカップルがゲスト出演していて、ラストで二人の結婚式が行われます。その結婚式を仕切るのがリーチェンたちの会社で。

リーチェンたちがこれからは同性同士の結婚式もこうして行われ、これが新しいビジネスのチャンスになる、というような会話をします。

同性結婚が法に乗っ取り行うことのできる国なんだと改めて思い、とても素敵だなと。

台湾では、コロナが広がり始めた時期にピンクのマスクをしていた男の子が学校でからかわれた、という報告をコロナの対策本部が受け政府に報告した時、閣僚や対策本部の関係者が自ら、ピンクのマスクをつけて登庁(?でいいのかな?)したというニュースがありました、このニュースを聞いた時にピンク=女の子の色、というステレオタイプな考えを変えていく行動とはこういう事だなと、心打たれました(それを国のトップが自ら行動で示す素晴らしさ)。

このドラマで、そんな台湾の先進的な広く大きな素晴らしい環境の在り方を垣間見たような気がしてホッコリしました。

こちらのラブラインは、主役のじゃれ合いイチャコラカップルも可愛かったんですが、サブのシンスー&ヨンジエカップルが、凄かったです(色々)。

ヨンジエの闇がラスト近くには薄れるほど(中々の闇だったのでちょっと心配にはなりましたが)、シンスー兄さんの押しがセクシー過ぎる。色気がフェロモンが色々漏れすぎでした。