ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

千古の愛、天上の詩 千古玦尘 Ancient Love Poetry

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『千古玦尘 Ancient Love Poetry』 ★4

 

周冬雨(チョウ・ドンユィ)さん、许凯( シュー・カイ)さん主演の天界ラブファンタジーです。全49話。

 

周冬雨(チョウ・ドンユィ)さん、ドラマは初めてです。映画女優さんですね。最近は皆さんドラマへと活動範囲を広げていらっしゃいますね。映画は「サンザシの樹の下で」と「恋するシェフの最強レシピ/喜欢你」を視聴しました。「サンザシ~」で一気に人気女優さんになり「13億人の妹」と呼ばれるほど純真、可憐な少女だったと。金城さん目当てで見た「恋するシェフ~」ではサンザシの少女だったとは分からなかったです(久々で記憶も薄く・・・スイマセン)。劇中のセリフでルー・ジン(金城さん)に「中途半端なブス」と言われてましたが、可愛らしいが凄い美人さんではなく親しみやすい、そんな女優さんですね。

许凯( シュー・カイ)さん、「天舞紀~トキメキ☆恋空書院~ / 天舞纪」を視聴しました。「你微笑时很美」は途中まで視聴したのですが、ブロックかかってしまいまして、残念ながら・・・日本上陸を待ちます。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

祖神は天界を神界、仙界、妖界の三つに分けました。その神界は四人の真神が治めています。

上古 はまだ一万歳と若い神ですが、真神の一人で混沌の神です。生まれながらに力の弱い上古のために四大真神の一人 炙阳 は隠居のような生活をしている四大真神 白玦 を呼び戻します。

魔尊を閉じ込めた九幽結界が弱まっている事、混沌の苦難という神の試練が千年後に迫っていることから、混沌の神として 上古の力が弱いままだと大変だと説得します。

上古を子供の頃から面倒をみている、四大真神の 天启 は反対しますが、上古に甘く師に向いてない 天启の言うことを無視する 炙阳です。

天界の危機に渋々師になることを引き受ける 白玦ですが、上古は従順で勤勉な子だと 炙阳に嘘をつかれます(上古は甘やかされて育った天真爛漫な女の子。表面上だとは知っていても真神として敬われているので、ちょっとわがまま勝手な所がある)。

その夜、あまりよろしくない出会いをして、 白玦から逃れようと色々試みる 上古ですが、みんなに言いくるめられ 白玦に弟子入りすることに。

冷たくお堅い 白玦がどうしても気に入らない 上古ですが、今のままの自分では歯が立たないことを知っているので、修行をして強くなったらやり返してやると、白玦の元に通うようになります。

そんなに急いでいた修行ではなかったのですか、九幽結界が弱まり魔尊から 上古に会いたいという手紙が来ます。白玦と 炙阳は約束までに必要なスキルを手にするように言います。行ったら殺されてしまうと逃げようとする 上古ですが白玦の元で集中的に修行をすることに。そこで 白玦は眠っている 上古の混沌の力を強引に起こします。この時に自分の力(灵力)をかなり使ってしまった 白玦は寝込んでしまいます。

白玦の真摯な態度を初めて知った 上古は素直に教えを乞う様になります。

こうして一緒に修行を重ねるうちに徐々にお互い惹かれ合うようになっていきます。

でも天界の危機を治めるため、上古には混沌の神として主神令羽(一番偉い神になる儀式のようなもの)を済ませることが絶対であるため自分を気持ちを抑える 白玦です(駄々洩れなのですが)。

何とか魔尊 玄一 の復活を抑え(上古を騙していたため一悶着あり)ホッとするのもつかの間、混沌の苦難が近づき 力を強めるため 上古は一人で九幽に武者修行にでます(1000年、さすが神の時間、けた違い)。白玦と離れたくない 上古は嫌がりますが最後は自分の使命を自覚し一人旅立ちます。

戻って来た 上古は主神として申し分ない力をつけてきます(九幽では幽体離脱した 白玦がずっと守っていた)。

こうして上古の主神令羽の日が近づいてくるのですが・・・

主神となった混沌の神だけが治める事の出来るという、誰もその中身をしらない「混沌の苦難」が天界の、四大真神たちの、二人の運命を大きく変えていきます・・・

 

 

私のこのドラマの一番は

 

白玦の涙です。

 

容姿端麗で、頭脳明晰、完全無欠な神様 白玦。言い寄る女神たちすべてに冷たいのに惚れた女(上古)にはとことん優しい、という完璧神尊。

設定としては今まで観た「三生三世枕上书」の東華帝君、「宸汐緣」の戦神九宸とおなじ役どころ。だが、この溢れ出過ぎた大人色気の神尊たちに比べて、圧倒的な可愛さでした。(私はおっさん好き⦅同世代なのでおっさんは失礼なのですが⦆、カップルもおじ様と小娘のほうが圧倒的に好きなので、おじ様が小娘に翻弄される二作品とも大好きです)

始めの冷淡な 白玦もステキだったのですが、上古に惚れてからの白玦のキュートだったこと、中の方、许凯( シュー・カイ)さんの魅力全開、いや可愛い。

上古に圧し掛かる苦難を知ってから流す涙が美しかった。

コアラを思わす愛くるしいお顔の頬をつたう涙が・・・悲しみをこらえる切なげな瞳が・・・とても良かったです(「天舞紀」でも同じような感想をもったのですが魅せられてます)。

仮の姿となる後半の 清穆では素直にストレートに 后池 に思いを寄せる姿にグッときて、天界もので初めて、神に目覚めなくていいよ、今生を全うして二人で幸せになって欲しいと応援しました(もちろん、そんなわけはない。切なかった二人の別れが)

 

悪役の 芜浣 が控え目に登場した時から、「この方、絶対闇落ちする、絶対悪い女ね」という滲み出る嫌な女感も良かったです。制作陣の意図のままにその存在に本当にイラつきましたね。しぶとかったし、闇落ちだから強かったし。

自分を決して省みる事の出来なかった芜浣。下の息子を失い(間接的に殺し)、上の息子に去られ(捨てられ)、夫は自分の罪を背負って死ぬ・・・そして自分は力を失くし永久に生きていく・・・最後に悪役が救くわれない所も私はよかったです。

 

周冬雨(チョウ・ドンユィ)さんが華奢すぎて、序盤子供のように見えた驚きと、主要メンバーの(脇まで豪華な俳優陣、見知った顔ばかりでした)恋が長い年月をかけて(神なので〇世紀単位です)大体実ったハッピーエンドの形、なのですが、

天启さん、ちょっと可哀想ではないかしら?恋人も弟子も戻らず・・・彼だけ・・・。炙阳さんもお一人様だからいいのかな。

 

 

                    (画像出典 百度百科)