ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

美人骨~前編:周生如故~ 周生如故  One And Only

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『 周生如故  One And Only』 ★5

 

任嘉伦 (アレン・レン)さん、白鹿 (バイ・ルー)さん 主演の時代ものです。全24話。

 

任嘉伦 (アレン・レン)さん、「麗王別姫~花散る永遠の愛~ / 大唐荣耀」「天乩之白蛇传说」「花様衛士~ロイヤル・ミッション~ / 锦衣之下」「暮白首」「乌鸦小姐与蜥蜴先生」を視聴しました。古装(時代)扮装が多いイメージが強い俳優さんですが今年は現代劇を二本観て、現代でもいい男ですね、としみじみ。

白鹿 (バイ・ルー)さん、「世界欠我一个初恋」「半是蜜糖半是伤」を視聴しました。「九流霸主」を半分越したのにリタイアしてしまいました。今もう一本時代ものを視聴しているのですが、いや綺麗、とてもキレイと画面に向かって言い続けてます。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

辺境の地で国境を守っている、南辰王 周生辰 の所へ皇帝が亡くなったと知らせが入いります。

周生辰は幼い時に宮廷を出されているのですが、その時に皇位継承権を放棄し、都にも宮廷にも二度と足を踏み入れない約束をしています(なので都に戻ると反逆罪で捕まる恐れがある)。なのですが、自分を育ててくれた、兄皇帝の最期を見送りたいと、軍を連れず一人で都に行きます。

宮廷では幼い皇帝の母、この皇帝 刘徽の後見を務める功臣たちが 周生辰の扱いについて話し合っていますが、一人で来た 周生辰を特例として受け入れ、新たに幼い皇帝に忠誠を誓わせることに。さらに、今後の憂いを匂わせます。

周生辰は背信の気持ちがないことを示すため、結婚もしないし、子供も作らないと皇帝に誓いを立てます。

こうして、無事兄皇帝を見送り、周生辰は南辰王府へと戻ります。

功臣の一人 催广 大臣のたった一人の姪は生まれた時から皇太子の婚約者だったのですが、催家が力を持ちすぎる事を懸念した他家に形ばかりの新たな皇太子  刘子行(絶対に皇帝にはならない)と婚約関係を結ぶことになってしまい、皇后の実家高家とあつれきがあったため、その姪  漼时宜は 周生辰の弟子になり南辰王府に行くことになります。

宮廷の色々な思惑はあれど、数年後に約束通り南辰王府にいとこ 漼风と一緒に向かう 时宜。漼风に 周生辰の伝説的な英雄伝ばかり聞かされ、本物はどんな人か期待に胸を膨らませています。

そして、軍を統率する 周生辰を遠くから見て一目で惹かれる 时宜です。

周生辰も話すことは出来ないが(父親の失踪を知った時のトラウマで口がきけなくなった)素直で礼儀正しく、勉強(本)好きな 时宜に親しみを持つようになります。

都の争いなど構わず、周生辰と南辰王府の面々に大事にされながら、成長していく 时宜とそれを見守る 周生辰。

しかし、宮廷の情勢はそれを許さず、宮廷の争いに翻弄されていく二人です・・・

 

 

このドラマの私の一番は

 

周生辰です!

 

かっこ良かった。容姿、生き様、どこをとってもカッコイイという、完璧な人物でした。もう、任嘉伦 (アレン・レン)さん、素晴らしい。「锦衣之下」の 陆绎 もカッコ良過ぎましたが、それよりも周生辰と私はなってしまいました~。

王族に生まれ、辺境に追いやられる。でも、辺境を守り抜いてその武力と統制力が凄すぎて中央もほっておけなくなる。そのため色々枷を掛け始める。

都に宮廷に戻らないだけではなく、結婚せず子孫を残さない、ここまで約束しても、周生辰が南辰王府で幸せな余生を送っていく・・・などとはまったく思えません。もうこの時点でこれ、悲劇だよね?バットエンドですよね?と思いました。

ちょっと悲劇を見る気分ではなかったのですが、前半の前髪のある白鹿 (バイ・ルー)さんの 时宜が可愛くてですね(白鹿さんのこの控え目で清純だけど芯は頑固という时宜がすごく良くって。今まで見た役の中で一番好き)、引き込まれてしまって配信待ちしながらグイグイ見てしまいました。

途中で、同じ俳優カップルでもう一本放送になるの?凄いな、と思っていた「一生一世」が続きだと知ってからは俄然、これはいずれハッピーエンドになると自分に言い聞かせることができたので、視聴も前のめりに。

皇帝になった甥 刘徽が、皇后一族を亡き者にして権力を持った母を、宦官にそそのかされて廃して閉じ込めたのに、次はその宦官に操られてしまうようになり・・・周生辰に助けを求める。もう巻き込まれちゃうわけですよズブズブと宮廷の争いに。

その上、 时宜は元々形ばかり皇太子の婚約者ですからね、この婚約者 刘子行も、虐げられた生活を送ってましたから美しい婚約者 时宜に対する執着が芽生えてしまい、そのためにメキメキと野心も育ちと、こちらからも不幸の香りしかしない展開でした。わかっていても、悲しく、苦しい。

でも、この二人がとても美しくて、背景も衣装も美しく、二人に襲い来る悲哀が増すほどに美しい・・・。

 

周生辰の最期・・・涙なしには見れません。括りつけられてなお凛としたお姿のカッコ良さにシビレます。

そして、その最後を感じ取り悲しみにもがく 时宜にまた涙してしまいました。

 

思いを口にすることなく、愛を育んだ二人が死で愛を貫く。

雪に広がる赤い 时宜の婚儀の衣装が・・・哀しく美しくて。

 

でも、結局ハッピーエンドですからね、きっと、いや絶対次ではラブラブ全開よ~と言い聞かせながらラストまで鑑賞しました。

「一生一世」の感想もすぐ書きます。

 

 

 

                   (画像:出典 百度百科)