『我是岁月你是星辰 I Am The Years You Are The Stars』★４
刘海宽（リウ・ハイクアン）さん、陈意涵（チェン・イーハン）さん、主演のＳＦ恋愛ドラマです。全２４話。
刘海宽（リウ・ハイクアン）さん、「陳情令 / 陈情令」「シンデレラが嘘をついたらダメですか？/ 不说谎恋人」を視聴しました。１８７ｃｍと高身長の俳優さんですね、本当に華流スターは背が高いですね。
陈意涵（チェン・イーハン）さん、「蓬莱间」を視聴しました。
このドラマの簡単なあらすじは
原因不明の難病で余命が一年と言われている 金小鱼 ですが、自分に出来る限りの事をしながら最期まで一生懸命生きて行こうと、前向きに毎日を過ごしています。
仕事に向かう途中にスクーターが壊れてしまい、バスに乗るのですが、バスの中で興奮した男性が暴れナイフを取り出し人質になってしまいます。
それを止めようとした乗客 蒋白驹 に「もうすぐ死ぬの、だから私を助けようとしなくていい」というのですが、逃げた男を追って 蒋白驹はバスに乗りそのバスは橋から海に転落してしまうのです。
金小鱼の仕事は納棺師（エンバーミングかな）で、そのバス事故で助からなかった二人とも 金小鱼の働く葬儀場に連れてこられます。
金小鱼は心を込めて二人を綺麗にし送り出す支度をします。
蒋白驹の引き取りが翌日になり、ご遺体と一緒に過ごすことになった 金小鱼ですが、夜に 蒋白驹の死体が生き返り襲われてしまいます。必死に抵抗して逃げるのですが、侵入してきた男に気絶させられてしまいます。
男たちは 蒋白驹を探しに行き興奮状態にある蒋白驹を刺して鎮めます。もう一度目覚めた 蒋白驹は普通に戻っていて、迎えに来た 钱程 と 威廉 に金小鱼に蘇る所を見られて秘密を知られたから殺した方がいいと（いきなり物騒な相談）言われますが、夢だったと思わせてくれと、その場を去ります。
蒋白驹は戦時中に（１９１４年？生まれなのか不死になったのがこの年なのか分からなかった）偵察でパラシュートで降下している時の事故で不思議な石に頭をぶつけたことで不死の肉体を持っていて、元の肉体に戻る方法をずっと探しているのです。
そのため手がかりの男とバスの中で揉めたのでした。
威廉は一族でその秘密を知っていて、その秘密を守るためにありとあらゆる事をする彼の保護者なのです（おじいちゃん、お父さんと続き三代目）。钱程も自分の命を救ってもらったことで秘密を知っていて協力しています。
金小鱼はその夜の事がやはり夢だと思えず、蒋白驹のことを探り始めます。そして、青霭集团という服飾メーカーに行きつきそのパーティーに潜入します。
そこでまた 蒋白驹に会います。蒋白驹の方は毎日夜１１時になると正気を失い狂暴になってしまう（あと興奮しても）体質が 金小鱼に触った時に治まったのを確かめたくて、あえて会ったのです。
そして、金小鱼触れていれば（手を握っていると？）興奮状態から覚めることがわかります。
蒋白驹の鎮静剤役を引き受けることになる 金小鱼と、蒋白驹の治療薬になるかもしれない謎の薬を追っての事件が絡みあいながら、不死になってしまった 蒋白驹と余命宣告された 金小鱼との恋が始まって行きます。
このドラマの私の一番は
死を見つめること、です。
死にたい 蒋白驹と、もうすぐ死ぬことを受け入れている 金小鱼。
１００歳を過ぎた（実は）老人と二十代の少女という、人生経験も圧倒的に違う二人が惹かれ合っていくのですが、お金もありカッコイイ 蒋白驹に惹かれ、死ぬ前に恋愛がしたいからつきあってと軽い気持ちで 蒋白驹にお願いする 金小鱼。
蒋白驹は、そんな軽い気持ちで恋愛はしない、自分にとって恋愛はただ一人の人と人生を過ごす、そんな相手とするもの、と突き放します。
でも、男の友人 林诺言と仲良くする姿を見て嫉妬します。嫉妬する 蒋白驹に「何で嫉妬するの？」と気持ちをぶつけると、「君が好きだ。私にとって君が唯一の人だと分からなかった、でも分かった。私は君が本当に好きだ」と告白されます。
そして、金小鱼に、私の気持ちを考えたことがあるか？自分の気持ちがちゃんと分かっているか？と問い詰めます。
金小鱼は、あなたを好きだけど・・・と答えに詰まってしまいます。
蒋白驹が求める愛「灵魂的相爱 得之我幸 不得我命 一生一世一双人」これが素敵でしたね。この情熱的な告白と真剣な思いに、自分には勿体ない、自分では足りないのではと考え込んでしまう金小鱼。でも、ちゃんと考え改めて告白します。
両想いになった二人が、「私がいなくなっても死のうと思わず生きて」「命が終わる時まであきらめないと約束しろ」とお互い誓い合うシーンも感動でした。
ラブシーンは積極的な金小鱼ちゃんに、受け身なおじいちゃん蒋白驹が可愛かった。
死がドラマ全体のテーマになっているのですが、すごく涙を誘う作りではなく、死は自然のものと、死と見つめ合う、考えるドラマだったなと。
私も２０代の頃と今では死との距離がまったく違うので、ご覧になる年齢によって見方が違うドラマではないかなと思います（心に響く所も違うのではないかと）。
ビックネームの俳優さんも出ていなくて、たぶん低予算（たぶんです）、でもとても面白いドラマでした。
蒋白驹のおうちでの部屋着が・・・。服の上からも分かるムキムキにチョッキ。おじいちゃんだからチョッキ（なのか）。
（画像：出典 百度百科）
