ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

星河璀璨的我们  Almost Famous

 

『星河璀璨的我们  Almost Famous』 ★3

 

魏笑(ウェイ・シアオ)さん、嘉羿さん 主演の青春ドラマです。全24話。

 

魏笑(ウェイ・シアオ)さん、「花の都に虎(とら)われて / 传闻中的陈芊芊」に出演されてました。この作品はかなり後半まで視聴したのに完走していない作品。登場した時の赵露思 (チャオ・ルースー)さんがカッコよく美しく、男女が逆転の世界とかも面白かったのに・・・男主の丁禹兮(ディン・ユーシー)さんも好きなのに・・・。本当に不思議だけど完走出来なかった作品ですね。

嘉羿さんは、お初です。アイドルさんになるのかな。ドラマの方はまだ始まったばかりといった感じですね。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

受験を控える 成茗 は母親に清北大学(有名大学?)を目指して弛むことなく勉強しなさいと、高校三年間口うるさく言われている。

成茗 にはミュージカルスターになるという夢があるのですが、この夢を母親は真っ向から否定して取り合ってもらえません。

なので、星语艺术学院(芸大)の入試に両親に黙って行くことにします。その入試会場でアイドルスターの 佑之奇 を追いかけた記者に取材されてしまいネットニュースに顔が映ってしまう 成茗です。

しかも、ファンから逃げた 佑之奇に女子トイレで合い、自分のファンだと勘違いした 佑之奇は口留めに 成茗の持っていた自分のキャラ人形にサインをして、「これで黙っていろ」と言います。別にファンでもない 成茗は相手にしないで試験に向かいます。

自分の順番になった時に、ネットニュースを見て駆け付けた、母親に無理やり連れ帰られそうになるのですが、試験官の教授の説得に母親が折れてくれ、無事受験を終えます。

その試験で 成茗が歌った歌を聞いた 佑之奇は辛い子供時代に自分を勇気づけ救ってくれた歌声を思い出すのです。

無事、星语艺术学院に入学した 成茗と 佑之奇。

同じように夢を持つ仲間たちと一緒に大学生活を送ることになって行きます。

 

 

日本でいうと芸大のミュージカルコースに進んだ 成茗ががんばって夢に向かって行くという青春王道ストーリーとなってます。

華流ドラマの大学ものはルームメイトたちとの友情もメインのテーマの一つですが、成茗も、ダンスが得意な 艾米Amy、子供の頃からクラシックバレエをしている 方雅丽、子役出身の 屈诗韵という仲間に会い、友情を築いていきます。

この四人それぞれにラブラインがあり、成茗と 佑之奇の恋をメインに可愛い恋模様が進行していくという展開になってます。

佑之奇はアイドルなのですが、自分の舞台を 星语艺术学院の教授に酷評されたことから、その教授のもとで基礎を学ぼう、自分の実力を知ってもらおうと入学したのです。入学してすぐ 成茗が好きになり、わりと大ぴらに行動しているのでパパラッチされエージェントに大目玉を喰らったりします。

そして、子供の頃からのトラウマからくる暗所恐怖症の症状もひどくなり、主治医の精神科医に集中して治療をしないといけないと言われ・・・

大学を休学して治療を優先することに決め、そのため成茗を酷い言葉で突き放し別れます(王道ドラマ展開ですが、何度見ても画面に向かって叫んでしまう、「ちゃんと理由を話そうよ」と「理由が分かれば一年なんてあっという間さ」と)。大雨(←集中豪雨のようだった)の中振り払われる 成茗が悲しかったですね。

戻って来てすぐは 成茗も許しませんが(私はここ好きでした、相当の訳があっても佑之奇の行動は自分の中で完結した行動でしたから、すぐに許すのはね)、後半の二人はラブラブです。

成茗のルームメイトの 艾米Amyちゃんがこの大学を選んだ理由の一つが、この大学の卒業生である父親を探すことだったのですが、この父と母のエピソードが良かったです。

お金も後ろ盾もない父はそれを引け目に感じ、母と別れを決めたのですが、母のほうはその自分勝手な結論に怒って妊娠していることを黙って留学しちゃうんです。強く、意志の固い女性なんですね、一人で外国で娘を育て、娘に請われても絶対に父親のことを話さなかった。

そんな二人が再会することになるんですが、「君が妊娠していることを知っていたら、あんなことはしなかった、人生で一番の後悔だ」と訴える父。艾米に父と名のらせてくれ、今までの分を取り戻させてくれ、って懇願するのね。

でも、お母さん完全に拒否。

このシーンがグッと来ました。自分に子供がいたのをいつ知ったかは分かりませんが、成功して人生が開けた後、人づてでその事実を知り(←私が勝手に付け足してます)援助を申し出てもすべて拒否され(←ここも)、娘が帰国してからずっと自分を探してくれているのにもかかわらず、名乗る事も出来ない・・・お父さんの哀しさが・・・。

艾米ちゃんはラブラインも良く、入学してすぐ先輩に一目惚れしてずっと追いかけているんですが、博愛主義のその先輩が決めるとこしっかり決めてくる人で。

お父さん絡みの誤解をキス一つで黙らせるっていうね。

コロっと許しちゃう 艾米の気持ちが良く分かりました。

 

粗く足りないと感じるところもありましたが(特に佑之奇のトラウマ問題ね。あの子供の時の歌い手は一体誰?とかね)王道青春ストーリーでした。

 

雑談ですが、MISIAさんが出演されていた「歌手2020」を視聴している時にYouTubeさんに勧められて「声入人心」というやはり中国の歌番組を見たんですよ。

この番組は声楽を学んだ有名歌手やオペラ歌手、音大、芸大生が出演して、ステージに立つ権利を競っていく、と言った番組で。

出演されていた音大生たちの実力が凄くて、本当の音大生の実力を知ってしまっていたので、音楽という意味では(これはドラマだと分かっていても)物足りなかった、本当のミュージカルドラマというのをぜひ見たいなと、思いました。

因みに、この番組に出演されていた 阿云嘎さんというミュージカル歌手に一目惚れして。この方が今「超感星电音」という音楽番組に、INTO1米卡さんと一緒に出演されてます。(「声入人心」の時よりお姿の色気が増し増しになっていて、また素晴らしい)

 

 

                     (画像出典 百度百科)