ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

Enchanté ใครคือ...อองชองเต 

『Enchanté ใครคือ...อองชองเต』 ★3

 

カシデット・プルークポン(ブック)さん、

ジーラチャポン・シーサング(フォース)さん 主演の学園ラブコメです。全10話。

 

主演のお二人、ブックさん、フォースさんが本当の幼馴染ということらしく、幼馴染同士で俳優さんになりBLドラマのカップルになるって、すごいですね。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

フランスで祖母と一緒に暮らしていた、ティウはその祖母が亡くなったことでタイに戻って来ます。

予定より早く戻って来た事で、家には誰もいなく鍵が閉まっています。なので塀を乗り越えようとしたところ、泥棒と間違われ押さえ込まれてしまうのです。

でも、その押さえ込んだ相手がお隣に住んでいる幼馴染のアックで。

二人は十何年かぶりに再開し、泊まる所のないティウをアックは自分の家に泊めるのでした。

翌朝、慌てて戻って来た両親と再会し、ティウは父親が理事長を務める大学へ通うことになります。その大学にはアックも通っていて、タイに帰国したばかりで不慣れなティウを心配したアックは何かと世話を焼いてしまいます。

でも、大学では理事長の息子でフランス帰りのティウは皆に注目されていて、さっそく

学籍番号(タイドラマではお馴染み)が同じだというプーパー先輩に話しかけられます。学籍番号が同じ後輩の面倒をみるのが先輩の勤めと、プーパーは何かとティウを構うのでした。

その様子を見てアックはティウから距離を取ろうとするのですが、ティウが暇つぶしに図書館の本にいたずら書きをしたことから、思わぬ事態に発展して・・・

ティウのいたずら書きに返事がきたことで、その返事を書いた人を探し出したいとティウが言い出し、それにアックは付き合うことにするのですが。

その謎の人物Enchanté(アンシャンテ)を探し出した所、四人も自分がアンシャンテだと名乗り出してきて・・・とお話は始まって行きます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

本物の幼馴染同士カップルが見せる、ワチャワチャ感(もうドラマ内容とかじゃない)、です。

 

BLドラマらしく、始まりからもう恋の予感しかしない、お世話の焼き方のアック。

細かくは語られていないのだけど、子供の頃からティウを好きだったと思われる行動の数々。十何年かぶりの再会なのに、すぐティウだって気づくし、タイのバスに一人じゃ乗れないんじゃないかと心配して一緒に登校したり、酔ったと聞けば自分のバイトほったらかして駆けつけたりね。

まあ、大学生の男の子を心配する限度をはるかに超えて来てますから。

大学でも先輩が近づいてきたら、露骨に嫌な顔してますし。距離取ろうというより、嫉妬全開にしか見えませんから、とても分かり易いアックくんだったです。

そんなアックに対する、ティウくんはちょっと分かりずらい反応なんですよね。

視聴者(私)には、もう付き合っているようにしか見えない、イチャコラ行動の数々も、親友としての行動ともとれるわけでと(←ドラマ内のアックにはね)。

その微妙なラインでワチャワチャしている二人が可愛かったです。

恋人同士になってからも他のBL作品と比べても、ラブラブイチャイチャより、仲良しワチャワチャという感じでしたね、私的には。

恋しさがグイグイは伝わってはこなかったです。でも、可愛さが溢れてました。ふたりともビジュアルもお似合いでしたし、それだけでいい感じ。

ドラマ内容はどうでもいいのかいって、自分でも突っ込んでしまう所なんですが、ドラマ内容もその曖昧さがスパイスになっていて、自分からは強く行動に出ないティウの態度に、引け目の多いアックが揺さぶられてしまう・・・。

ティウも色々思う所があるわけで、ハッキリと言葉にすることはないですが、態度にはしっかり出しているんですね、でも、もうちょっと口にしてくれたらアックだってあんなに悩みはしなかったのにと、ラストの急展開の所ではアックが可哀想だった~、です。

でも、ティウくんのキス待ちのお顔はステキでした。

あんな綺麗な顔見た事ない、というくらいキレイだった。

あんな美しい顔で目を閉じられたらキスするのを忘れて見惚れるでしょう、アックが躊躇したのも仕方がない(←もちろん、違う理由で躊躇します、アックは)。

最後はハッピーエンドですし、ラストのプロポーズにはティウと一緒に驚きますが、可愛いラブコメでした。

四人の「アンシャンテ」中、三人がティウを利用しようと近づいてきたんですが(残り一人はサクラ)、その中でもサッカー部の先輩の理由が酷かった。それを庇う、先生優しすぎだろ?と思いました。