ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

花令嬢の華麗なる計画 花琉璃轶闻  Royal Rumours

 

『花琉璃轶闻  Royal Rumours』 ★3

 

徐正溪(シュー・ジェンシー)さん、孟子义(モン・ズーイー)さん、主演の時代ものです。全24話。

 

徐正溪(シュー・ジェンシー)さん、「蓬莱间」「嫣语赋」「影帝的公主」を視聴しました。ほぼ同時に配信になった「重紫」とどちらにしようかと迷い、女優さんの好みでこちらを視聴しました。

孟子义(モン・ズーイー)さん、「射鵰英雄伝 レジェンド・オブ・ヒーロー / 射雕英雄传」「陳情令 / 陈情令」「雪中悍刀行」を視聴しました。「射鵰~」「陳情令」の役も印象に残っていて、綺麗、美人、好き。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

缙国は長年争いあっていた金珀国との戦いに勝利しました。この戦いを勝利に導いた 花应庭将軍と妻の 卫明月将軍の二人は民から絶大な人気を得ます。

しかし、そのことで朝廷内では力を持ち過ぎた 花家への懸念が大きくなりその陳情は日増しに増え皇帝を悩ますのです。

そんな朝廷の不満を収めるために、皇帝は花家の一人娘 花琉璃 を一足先に都に呼び寄せます。

頭の切れる 花琉璃は郡主という地位は与えられたものの、これは体のいい人質だと分かっているので、都での振る舞いには細心の注意が必要だと、侍女に言い聞かせます。

相当に武術の腕があり頭もいい 花琉璃ですが、朝廷の動向を見極めるためか弱い姫を演じて都に入ります。迎えに来た大臣たちの前で盛大にひ弱な演技を披露していると、金珀l国の暗殺者に命を狙われるのです。しかし皇太子 姬元溯 が駆けつけ事なきを得ます。

皇太子 姬元溯も花家の動向には目を光らせていて、花琉璃がどんな娘なのかを見極めようとします。そのため、都の屋敷もワザと打ち捨てられた昔の花家に案内させます。

侍女はまったく手入れのされていない荒れ放題のその屋敷をみて怒りを募らせるのですが、 花琉璃はまったくきにしません。

そして、朝廷の動静を探るため自ら情報収集に都で一番の妓楼に出かけます。

そこで、その妓楼の案内人を捕まえ情報を得るのですが、実はこの男は 姬元溯で、姬元溯は 花琉璃が偽りの演技をしていると知り、ますます 花琉璃を警戒するようになります。

花琉璃の方もあまり評判の良くない 皇太子姬元溯を警戒していて二人はお互いの腹の探り合いを始めます。

花家の評判を守り、大臣たちの妬みから花家が貶められないように機転をきかせて大臣たちとやり合う 花琉璃。ワザと世間には出来ない皇太子の印象を与えながらも、人一倍国を思い 花琉璃の動向を気にする 姬元溯が、お互いを知っていくうちに惹かれ合っていく恋模様と、缙国の王位を狙い暗躍する敵との攻防の物語りが始まっていきます・・・

 

 

このドラマの私の一番は

 

ライバル  田嘉敏 が魅力的で可愛かった!です。

 

もちろん  花琉璃も魅力的でしたし、カッコよかったし、可愛かったですよ。でも、このライバル役の  田嘉敏が良かった。

 

朝廷で力を持つ貴族の父を持ち、皇帝の妹の公主を母に持ち、と登場時はもう嫌なライバルの代表といった所の  田嘉敏ちゃんだったんです。

意地悪で 花琉璃の所に食料が回らないよう手を回したり、親の金と権力を使ってやりたい放題なんですが、そのたびに 花琉璃に痛いしっぺ返しをくらってしまう。

花琉璃を目の敵にするあまりに、好きでもなかった 第二皇子 姬元灏に近づき始めて。姬元灏は、うぬぼれの強いお坊ちゃんなんですが、根はいい人なんです。皇太子の座を母に言われるままに狙っているんですが、母のように兄を嫌ってはいず、良きライバルだと思っている。すごく純粋なんです。

田嘉敏は利用しようと近づくんですが、その魅力にハマってしまうんです。でもプライドが高いため認められないけど、どんどん好きになっちゃう。

姬元灏に努力を認められ、褒められた時見せた笑顔が本当に可愛くて。その眉毛、これから流行るの?という波型眉毛をしているので、つい眉毛に目がいっちゃうんですが、かわいいんです、とても。

皆の前で猫かぶっている 花琉璃の計算高さをしっているんで、「もう、なんでみんなあの女に騙されてるの!」って怒っているんですが、花琉璃に命を助けられてしまう。しかも、花琉璃が実はバリバリの武闘派だと知ってしまうんですね。

(このシーンは 花琉璃が躊躇なく人を切り殺していく様が、辺境を守って来た将軍の娘であること、平和な都でぬくぬくと育った 田嘉敏とは生きてきた道の違いを見せつけるようでカッコよかった。)

でも、助けられた後その盗賊を倒した手柄を 田嘉敏は押し付けられちゃって、ムカつくんだけど、もう怖くて逆らえないと、花琉璃に振り回される所も可愛かった。

そんな風に過ごしていくうち二人が親友になっていくのも良かったです。

主人公二人が頭が良く、ありとあらゆることを計算して行動しているので、すごくわがままで利己的なんだけど、かえって 田嘉敏が素直に見えてしまうというマジックでした。

花琉璃の抜け目ないところ、頭のいい所、強い所、と主人公として非の打ちどころのないカッコよさもとても魅力的でしたよ~(付け足しのようで、悪いんですが)。姬元溯もひねくれてるけど、義に熱い信頼できる皇太子でカッコよかったです(付け足しのようでスマンですが)。ふたりのラブラインは前半のコミカル部分が可愛かった。

陰謀のほうも、後半に急展開すぎるのと陰謀をちゃんと読んでいた割に詰めが甘かった展開に、ちょっと盛り下がり・・・、ラブの方も二人の相性が良かったので、もっと甘々見せて欲しいという欲求が生まれと、後半ちょっと私は盛り下がってしまいました・・・(前半からの期待が膨らみ過ぎたせいだと思います…)。

 

 

                   (画像出典 百度百科)