『プンドク荘３０４号室の事情 풍덕빌라 304호의 사정 Roommates of Poongduck 304』 ★３
キム・ジウンさん、ユン・ソビンさん、主演の恋愛ドラマです。全８話。
とても、久々に韓国ＢＬドラマを視聴しました。
このドラマ、韓国の「アイドルロマンス」というＢＬ企画で配信されているものらしく、シリーズの７作品目とのこと。
配役される俳優さんたちが、アイドルの卵や、元アイドル、現アイドルとアイドルさんたちが演じられているのが特徴なんだとか。
そしてこの主役のお二人はこの企画の２作品目「君の唇を噛みたい」に引き続き、２作目ということですね。
キム・ジウンさんが「INX（イネクス）」というアイドルグループでデビュー、そして俳優、そしてまたアイドルに挑戦ということで、アイドルプロデュース番組に出演されたとか、そして合格したとか（娘情報を軽く確認しただけなので、間違っていましたらスイマセン）。
ユン・ソビンさんも「PRODUCE X 101」に挑戦された元アイドルの卵さんということですね。
私の良く見ている、タイのＢＬシリーズは主役カップルが人気になると、その後カップルとしてお仕事が入り、だいたいペアで活動したり、次回作もカップルで配役されるのが主流なのですが、韓国では宣伝活動もカップルでされたり、その後もう一度共演となる形は珍しいとのことですね。
前置きが長くなってしまいました・・・が、感想をあらすじ含め書きたいと思います。
このドラマの私の一番は
大企業の御曹司で放蕩息子だと思っていた、チ・ホジュンがすごく出来る男だったというギャップ、です。
あまりに遊んでばかりいるので、会長の父にカード、住まい、などを全部取り上げられ、身分を隠して会社の一社員として二年間働け、とマンションを追い出された チ・ホジュン。
仕方なくアパートを探し始めるんですが、なかなか気に入ったアパートが見つかりません。チ・ホジュンの住まいのこだわり、それはシャワーの水圧、やっとのことで水圧がまともなシャワーを見つけるのですが、そこはマンションの一室の間借りで・・・。
人との同居は気に入らなかったもののシャワーの水圧は譲れなくその部屋を借りることにするんですが、帰宅した大家 ソ・ジェユンは、常に偉そうな チ・ホジュンの態度に我慢がならず契約をなかったことにしようとします。
でも、友人が ホジュンとの契約金を持って逃げてしまったため、ホジュンに詐欺だと言われ、仕方なく二人はそのまま同居することに・・・・
そして、ジェユンが契約社員として働いている会社の部署には新しい上司がやってくるのですが、その上司が ホジュンだったのです。ジェユン大家が部下で、しかも本採用になるかならないかの大事な時期と知った ホジュンはさらに偉そうな態度を取るようになり・・・
こんな感じで始まる、ドタバタラブコメなんですが、
登場から、金持ちバカ息子丸出し（←どんな）のホジュンが仕事場では至極全うな男なんですよ。業績を上げるために厳しく、そして部下の努力は認め、自分自身もちゃんと仕事をこなす。
ギャップ萌え。
「え。何？仕事できるじゃん」とすっかりその落差に簡単に騙された次第です。
私は騙されましたが、ジェユンくんはあまりすぐには騙されず、むかつく上司と同居人にストレスを溜めまくってしまうんですが・・・。
少しづつ気が付いていくんです、大柄な態度ですが、会社でも家でもちゃんと自分の努力は見ていてくれ、認めてくれる。すごく公平な男だと。
こうしてお互いに意識するようになっていくんですが・・・、このラブラインにトキメキポイントが少なかったな、と。
上司と部下という仕事上で認め合う二人の様子はすごく良くわかったのですが、その様子から恋に発展する過程がちょっと弱いのでは？もっと、序盤から（うそくさくても）ドキドキ胸キュンシーンを盛り込んでくれたらいいのに～と思ってしまったんですよね。
犬猿の仲の二人が、仕事で認め合い、残り３話で女友達に自分の気持ちを指摘された、ホジュンの押せ押せが、「急」に思えてしまったので、ハマり切らなかった私です。
でも、仕事が出来る上司と部下。
この設定は、妄想好きにはド・ストライクなので、二人が性の壁を乗り越え、上司と部下という地位の壁も乗り越え、幸せにプンドク荘で暮らすラストは、これこそ「恋だろ」（ wacciさんの歌う）という姿だなと、やっぱり恋はいいなと。
