ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

锁爱三生  Circle of Love

 

『锁爱三生  Circle of Love』 

 

李九霖(リー・ジウリン)さん、关畅さん、主演のドロドロ愛憎ドラマです。全24話(一話10分程度)。

 

李九霖(リー・ジウリン)さん、「出线了,初恋」「マイ・ユニコーン・ガール / 穿盔甲的少女」「初恋ロマンス~無感情皇子とナイショの契約 / 公子倾城」を視聴しました。

关畅さん、「明月照我心」「乌鸦小姐与蜥蜴先生」を視聴しました。

 

 

ショートドラマなのであらすじと感想を一緒に書きたいと思います。

 

このドラマの私の一番は

 

(色々言いたくなってしまうが←実際、いっぱい言っていたが)ドロドロ加減が抜きんでていた愛憎具合、です。

 

民国時代の軍閥をテーマにした愛憎劇が人気なのかしら、最近良くおめにかかりますね。

萧鸿烨 は両親を殺された敵討ちのために、犯人の娘 顾梦 に近づき恋人になります。そして、結婚式の日に顾府の人たちを皆殺しにし屋敷に火をつけるのです。

顾梦は一人火を逃れ、 萧鸿烨を見つけ「なぜ、こんな事を?」と問い詰めると、「父を殺し、母は犯され井戸に身を投げた、お前の父親がやったんだ」と復讐するために自分に近づいた「利用されただけ有難いと思え」と言い放たれ、怒りに我を忘れ 萧鸿烨を殺そうとします。

でも、避けられ橋から川へ落ちてしまうのです。

それから二年後、顾梦は今度こそ 萧鸿烨に復讐しようと、萧鸿烨に近づくのですが、失敗して頭を打ち記憶を失くしてしまうのです。

顾梦を見張るため家に連れ帰った 萧鸿烨は本当に 顾梦が記憶を失くしたか確かめるために自分の侍女だと嘘の身分を教え込みます。そして、逆らう 顾梦に屈辱的な仕打ちして行くのです。

とまあ、愛憎劇が待ったなしで始まっていくんですが、両親の復讐のためとはいえ、純粋で優しい娘 顾梦を騙していたのに、萧鸿烨さんほぼ罪悪感を抱いていないという、すごさ。

記憶を失くした 顾梦にする仕打ちのひどい事、ひどい事。だって、復讐に利用されただけでもう十分 顾梦は傷つきボロボロだった訳です。そして、何とか生き残り復讐にやってくる・・・。ちょっとは心を痛めるものでしょう?とあまりに容赦がなくて観ていて腹が立って序盤は文句ばかり言ってました。

まあ、そうして苛め抜いているうちに、本当に記憶を失くしたと確信して、さらにはひどい事しかしてないのに、命を助けてもらっちゃうわけです。顾梦がとてもいい子なんですよ。こんなゲス男でも目の前で撃たれたら盾になっちゃうんです。

いつも、自分をののしり逃げようとしていた 顾梦にこんなことされちゃうので、萧鸿烨は惚れちゃうわけですね。

顾梦も怪我をした自分に優しく、慈しんでくれる 萧鸿烨にどんどん惹かれていってしまうわけです。

惹かれ合ったからには燃え上がる二人。永遠の愛を誓っちゃうのです。

でも、ちょっと待って 萧鸿烨さん。

この愛、顾梦の記憶がないからこそですからね、と大きな声で忠告をしていた所、記憶は戻らないんですが、顾梦に過去を教えてくれる親切のふりした闇深そうな男がいるわけです。

自分の両親を殺した男と知った 顾梦は 萧鸿烨から逃げようとする。そんな時、妊娠発覚!この妊娠を疑った 萧鸿烨はなんと、なんと、堕胎薬を無理やり飲ますという強硬手段に出るんですよ~、ドロドロマックス、恐ろしい男。

そして、軟禁。

この生活に耐えられなくなった 顾梦は自殺を計っちゃうわけです。なんとか命は助かり目覚めると、またも記憶がなくなって 萧鸿烨に出会う前の女学生の頃に戻ってしまうんです。

全く自分を覚えてない 顾梦に 萧鸿烨は「自分は夫だ」と何もかも一からやり直そうとするんです。顾梦はそんな 萧鸿烨にまたも恋しちゃうわけです。

題名が「锁爱三生」ですので、三回恋しちゃうわけです、この憎いのに愛しい男に何度も何度も恋しちゃうんです、顾梦ちゃん。

バットエンドしかないだろうな、と思って一気に視聴したわけですが、このドロドロ劇の最後は・・・。

 

最後に、このドラマの私の一番の突っ込みどころを

萧鸿烨の記憶を失くした 顾梦と徐々に仲良くなり 顾梦の心を完全に掴んだ 萧鸿烨との幸せしかないデートのシーン。その完璧な一日の締めくくりに、夫婦なのにキス以上の事をしてこない 萧鸿烨に「身体に問題があってもいい、私はプラトニックでも十分よ」と顾梦。

ずっと顾梦の事を大切に考え我慢していた 萧鸿烨が取る行動が、「えっ!」そこへ連れ込んだの?あれ、家に帰って来たんじゃないの?

俗にいうタイタニックラブシーン、熱気で曇った窓ガラスに手の跡・・・という、本家を映画館で見た時も「どんだけ燃え上がってんの?あんなに車って曇んの?」と大変感心しましたが、家に帰って来たのにあえての車でも、まだ、帰宅途中の車でも、この濃厚ラブシーンについお茶を吹き出した私でした。

 

 

                    (画像出典 百度百科)