ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

心跳  Skip a Beat

 

『心跳  Skip a Beat』 ★3

 

何瑞贤(ホー・ルイシエン)さん、罗正(ルオ・ジョン)さん、主演のソフトな愛憎劇です。全20話。

 

何瑞贤(ホー・ルイシエン)さん、「家族の名において / 以家人之名」を視聴しました。きつめの美人さんですね。

罗正(ルオ・ジョン)さん、「当她恋爱时」「恋爱吧,食梦君!」「扑通扑通喜欢你」「眼里余光都是你」「惹不起的千岁大人」「终于轮到我恋爱了」「骑着鱼的猫」を視聴しました。多分、一番出演作品を観ている俳優さんとなってます。古装、現代の両方共、ソフトでライトの作品が多いのでとても見やすいんですよね。作品は気軽に楽しめ、ご本人は濃厚…という、この二点でやめられない。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

安厦集团の社長 顾译 は秘書の 乔净 と公私を共にしながらバリバリと仕事をこなしています。

そんな時海外で活躍しているピアニストで、家が決めた婚約者 白纭 が帰国します。白纭が帰国したことで結婚の話が本格化していきます。顾译は友人 周悦 に本当に家の繋がりのために 白纭と結婚するなら 乔净のことはどうするんだ?と聞かれるのですが、「白家との繋がりは切れない。でも、乔净とはまだ別れない」と答えます。

仕事でも、私生活でも、ただひたすらに 顾译に尽くす 乔净を 顾译は居て当たり前で自分からは絶対に離れない存在だと思っているのです。

でも、そんな 顾译の態度に未来はないと見極めた 乔净は会社に辞表を出し、恋人関係も解消します。

絶対に自分に戻ってくると嫌がらせを繰り返す 顾译を突き放し続ける 乔净ですが、顾译が友人の仕事の妨害をやり始めたことで、一端、顾译の元へ戻るのです。

乔净を軟禁しても、顾译自身は結婚を辞めるつもりはなくこのままの関係を続けようとするのです。何とか 顾译から離れたい 乔净はもともと、乔净との関係を嫌悪していた 顾译の母に助けを求め、婚約式の日に 顾译の家を出ていきます。

乔净がいなくなったと知った 顾译は婚約式をすっぽかし 乔净の元へ駆けつけるのです。

結婚はやめるこれで望み通りになっただろう、と復縁を迫る 顾译。呆れて無視する 乔净ですが、顾译はしつこく付きまとうようになります。

そんな 顾译の態度に心が揺れていく 乔净ですが、乔净には 顾译に近づいたわけがあったのです。

乔净の初恋の相手だった先輩 苏倦 が3年前に起きた交通事故の相手で、その事故のことを調べていた 乔净は、その時命の危機に陥った 顾译に 苏倦の心臓が移植された事を知ったのです。

好きな人の心臓を持つから 顾译に惹かれ、何をしても支えてきた 乔净は、顾译への気持ちに確信が持てないのです。

顾译のほうは今までの自分のひどい行為を反省して、自分を変え 乔净に一途に純粋に尽くすようになっていきます。

そんな 顾译の愛情に 乔净もやっと自分の気持ちに素直になるのですが・・・。

突然死んだと思っていた 苏倦が二人の前に現れ、しかも 苏倦は 顾译の腹違いの兄だということがわかるのです。

苏倦の出現でやっと恋人に戻った二人の絆はもろく崩れてしまいす・・・。

 

 

このドラマの私の一番は

 

ドラマだから頷くことのできる男の性(私の偏見含む)。

 

交通事故の後、事故のショックとストレスから双極性障害と診断される 顾译。この顾译を傍で支え続けた 乔净。その献身的な支え(仕事もめちゃ出来る)から秘書としてだけでなく恋人に昇格したという二人の関係。

乔净の方にも一緒にいたいわけはあったにしろ、顾译さんの態度はひどい。

富二代でお金の苦労はなくても、父親から後継ぎに相応しい理想像を教え込まれ、厳しく育てられ、それに応えるだけの能力があり、自負もある。

プライドの高く、エゴも強い男性なんですよ。

幼馴染の妹のような婚約者が、自分に兄以上の感情をずっと持っていることを知っているのにそれを否定せず、でも結婚するのは家が決めたことで、好きなのは 乔净。

ビジネスに必要な結婚だからするので、そのために婚約者を不機嫌にすることは出来ないと 乔净にはひどいしうち。

かなり嫌な男なんですね。

でも、本気で乔净が離れて行ってしまうと気付いてから、どんどん自分を変えて行く。

中盤から後半はもう別人です。

なかなか自分を許してくれない 乔净にすがって泣いて、苏倦が現れてからは可哀想なぐらいでした。

(中の方、罗正さんの魅力としては、前半の自己愛気味のセクシーな嫌な奴の方が私は好みでございましたが)

ドラマ内容としましても、目新しい事はお話・展開ともにありませんが、こう来たらこう、こうなったらこう、と予想を裏切らないところが安心でごさいました。愛憎劇なので意地悪なライバルとなる 婚約者とのやりとりもドキドキはするけど、「いや~」と目を覆うほどでもない。私は韓ドラのマクチャンドラマの主人公のやられっぷりを静止できないたちで。いずれスカッとやり返す時がやってくると分かっていても、繰り返される悲劇に「ぎゃー!」ってなってしまうので。このぐらいがちょうど良いです。

前半の 乔净さんの尽くしに尽くしたと、顾译をきっぱり見限るところがまたスカっとカッコ良かった。

そう、それで、顾译のような男性は(女性はあると思うです。女性というか母かな)現実では絶対に自分を変えることはないと思うのです(←人はそれを偏見と呼ぶ)。変える必要性がないですし、あってもそれに気づくことはないので(←人はそれを偏見と呼ぶ)。

ですので、ドラマでしかこの愛の行方と形は堪能できないなと、思いました。

 

 

                     (画像出典 百度百科)