ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

护心  Back From The Brink

 

『护心  Back From The Brink』 ★4

 

侯明昊(ホウ・ミンハオ)さん、周也(ジョウ・イエ)さん、主演の古装ファンタジー。全40話。

 

侯明昊(ホウ・ミンハオ)さん、「心宅猎人」を視聴しました。「夢織姫~秘密の貴公子に恋をして~ / 我就是这般女子」を何度かチャレンジして結局リタイアしてしまいましたが、すごく整った美しいお顔の男優さんですよね~。このドラマのラストの白髪、美しかったわ~(古装の白髪大好き)。

周也(ジョウ・イエ)さん、「山河令」を視聴しました。こちらも美人さんですよね。美男美女の古装ファンタジー、物語感がましましで大好きだわ。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

千年灵龙、天曜 は本来なら敵となるはずの玄门 广寒门掌门の 素影 との結婚式を迎えます。晴れの日を精霊たちに祝福されながら喜びを隠せない 天曜だったのですが、結婚式は 素影の手に因って壊されてしまいます。

素影は愛する男 陆慕生 のために 天曜の心鳞が欲しくて騙していたのです。素影の不意打ちで重傷を負ってしまった 天曜は 素影の攻撃に耐えられなくなり、最後の力を振り絞り 心鱗を取り出し投げ飛ばしてしまいます。素影は心鱗を手に入れることは出来なかったのですが、天曜の身体を五体に分けそれぞれを封印してしまいます。

 

10年後封印から抜け出すことの出来た 天曜は人間の男になり心鱗を探し始めるのです。

飛ばした心鱗は生まれつき心臓に欠陥があったことから川に捨てられた赤ちゃん 雁回 の中に宿り  雁回はそのおかげで成長します。命は助かったものの捨て子の  雁回はものごいをしながら育ち、死に掛けていた所を辰星山掌门 凌霄に救われ辰星山で玄门の修行をしながら成長していきます。

霊力が少なく玄门の修行はまったく進まない 雁回でしたがどんな時も前向きで真っすぐに育ちます。その真っすぐすぎる気質が災いを呼び、妖族を庇ったことで師姉に逆らい、その時に眠っていた龍の力が目覚めたことで、辰星山を下ろされてしまう事になります。

天曜は龍の力が目覚めた事で 心鱗の場所が分かり 雁回を見つけることが出来ます。見つけた 雁回からすぐにでも心鱗を取り出そうとするのですが、心鱗には強力な封印が施されていて取り出すことが出来ないのです。

仕方なく 雁回を捕まえ自分の暮らしている村に監禁するのですが、村人が嫁を連れて来たと勘違いして、天曜を息子と勘違いしいる、お世話になっている 萧老太太も嫁を連れて来たと喜ばれてしまった事から結婚したふりをして一緒に暮らし始めるのです。

一緒に生活するうちお互い少しづつ打ち解けていき、天曜は 雁回に20年前に自分と 素影との間に起こったことを話し、心鱗が 雁回の中に入っていることを説明します。心鱗を奪い取らない代わりに一緒に他の封印を解いて欲しいと頼む 天曜でしたが、雁回は 素影のひどい仕打ちに同情はしてもその巨大な力にはとても霊力のない龍と自分では歯が立たないことを理解しているので逃げ出してしまうのです。

それでも結局 力のない天曜を見捨てらず、一緒に他の身体を探すことにするのです。

完全な龍の身体に戻る旅を続けていくうち、素影だけではなく、黑气之主 伏阴も心鱗を狙っていることを知り・・・龍の力を取り戻しながら 素影と 伏阴に対峙していくことになる二人です。

 

 

このドラマの私の一番は

 

反派 素影 の妥協なき私欲、です。

 

記憶を失くし死にそうな 陆慕生を助けるためにとる行動の数々がもう見境がない。極悪非道としかいえない。本当に古装劇の仙人の基準が分からんわ~となってしまう 玄门の掌门。

陆慕生本人にも、「記憶はないが今は愛する妻(青丘国主、九尾の狐一族の公主さん)がいる、すまないとは思うが、その執着を手放した方がいい」とまで言われてるのに、「記憶が戻ったらそんなことは絶対に言わない」と手段を選ばず何でもするんです。

記憶が戻っても 陆慕生さんは 素影に気持ちが戻ることなく、妻を殺され、自分を助けるために非道な行動を取り続ける 素影を前に何度も自殺をするんですが、拘束され軟禁され、逃げることも死ぬこともできない。それでも、絶対すべてを思い出せば愛が戻ってくると信じて疑わない 素影。

もう、一周回って清々しいぐらい。

その凄まじいまでの執着に、呆気にとられ文句いいつつも、あっぱれとなってしまいました。

陆慕生さん生かすためにかなりの修練を使い霊力も使い切っているのに、いつでも圧巻の強さなんですよ、これがまた。

角取り戻した 天曜ぐらいじゃ歯が立たない。(この天曜さんのCG強めの角姿がまた「えっ」とつい目を引く出来栄え。子供の角バージョンもあり微笑ましい)

主役カップルのラブラインは、はねっかえりだけど、心優しい  雁回が可愛い。

とにかく前向きでかわいいんです。天曜に媚薬で恋した時もストレートに感情を表現して、「天曜のこと好きになっちゃったから、そんなに近づかないで」と言ったり。薬の効果ではなく本当に恋したと分かった時もその告白は直球勝負。

心鱗を欲する 素影の卑怯極まりない脅しに負け、心鱗を 雁回から奪わなければいけなくなり、二人には大きな溝ができてしまう。

心鱗がなくても  雁回が死なないように自分の命までかけていたのですが・・・この別れのエピはとても切なかったです。天曜の必死の願いも、 雁回の恐れも良くわかって・・・。

困難を切り抜け、仲直りしてからはとても愛らしいお二人でした。

雁回のために自分を捧げ、復活した大人の姿の子供天曜がとても可愛かったです。

後、青丘国主がとても、とても、カッコよかった。二役やっていられるんですが、国主が良い。銀髪いいわ~。

 

 

                   (画像出典 百度百科)