ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

甜蜜的你  My Precious

 

『甜蜜的你  My Precious』 ★3

 

黄子韬(ファン・ズータオ)さん、王鹤润(ワン・ホールン)さん、主演の恋愛ドラマです。全40話。

 

黄子韬(ファン・ズータオ)さん、「君は僕の談判官 / 谈判官」「マイ・スーパースター~夜空に輝く一等星 / 夜空中最闪亮的星」を視聴しました。「才不要和老板谈恋爱」を途中まで観ました(国際版wetvで版権関係で視聴できないって、しかも途中からブロックされるって、びっくりしたのですが。楽しく見ていたのですよこのドラマ)。「春日暖阳」もリタイア。ですので完走できたのは久しぶりでした。

王鹤润(ワン・ホールン)さん、「艳骨」「扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~ / 扶摇」「明蘭~才媛の春 / 知否知否应是绿肥红瘦」「眼里余光都是你」「莲花楼」を視聴しました。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

父親の経営する動物病院で獣医師として働いている 田甜 は、父が倒れたと聞いて駆け付けた病院の駐車場で倒れている犬を助けます。

心臓発作を起こしていた犬を自分の病院へ連れて行き処置を施した後、飼い主が分からなかったため、犬種と色をSNSで公開して飼い主を探すことにします。

その迷子犬の報告を見て飼い主が名乗り出るのですが、助けた犬の細かい情報が間違っていたため怪しみ、偽の飼い主でこの犬を売買しようとしていると気づきます。密売の証拠を得るため相手の話に乗っていると、本当の飼い主が迎えにくるのです。

その犬「卡洛」の飼い主 沈觅 は二人のやり取りを聞き、病院ぐるみで動物の密売をしていると思い込み激しく怒って 卡洛を連れて帰ってしまうのです。どうにか話を聞いてもらい誤解を解こうとした 田甜ですが、話も聞いてもらえません。

院長の父親が倒れたことで病院の経営が落ち込み、出資者から病院を閉め返済に充てると言われてしまい、田甜は必死で銀行から新たに投資を受けようと奔走するのですがことごとく断れてしまいます。

そんな時、SNSで倒れていた 卡洛を 田甜が助けている動画を見て謝罪に来た 沈觅に自分の会社「绿川集团」が出資しようと持ち掛けられるのです。

動物医療の大手である「绿川集团」の 沈觅のことを知っていた 田甜ですし、この話に乗るしか父の病院を助ける手段がないと分かっているのですが、過去の 沈觅とのやり取りからとても素直に話を受けられず、ぐずぐずと返事を濁してしまいます。

結局 沈觅の提案を受けるしか病院を救う手立てがないと腹をくくり、その話を受けるのですが・・・。

病院を立て直そうと運営に厳しい 沈觅と、ただただアットホームに動物病院をやっていた 田甜たちとは経営方針がかけ離れていて、何度もぶつかってしまう二人なのですが・・・。

潰れかけた動物病院を自分の主張を通しながら元の軌道に乗せようと奮闘する 田甜と、甘い考えばかりの 田甜にイライラしながらもその一途な思いに惹かれていく 沈觅と、始まっていきます。

 

 

このドラマの私の一番は

 

恋をしているのにアピールしない、沈觅です。

 

最初に出会った時(二年前)危篤に陥ってしまった愛犬 卡洛の命を諦めず救ってくれた獣医師が 田甜だと気付いてから、田甜に強く惹かれている 沈觅。

従弟の 沈辰(刘奕畅 / リウ・イーチャンさんが演じられていて、リウ・イーチャンさん見たさに視聴を続けたんですが)も 田甜に一目ぼれして病院に関わって来たのを機に、自分も田甜が好きなことをあっさり認めるんです。

でも、何にも行動に表さないんですよ。

アイドル系恋愛ドラマで覇总が好きな子が出来て何もしないとは?というドラマ展開なんですよね。

このドラマ観始めた当初は、アットホームとはいいようだけど、田甜たちのかなりずさんな動物の管理の仕方と関わり方に、沈觅と一緒にイラっとしてなかなか視聴が進まなかったんです。

でも、この何もしない 沈觅の恋の様子が気になってしまって時間はかかったものの最後まで観た次第です。

沈觅は会社の経営権を叔父(沈辰の父)と争っていて、会長である祖父は 沈觅に任せたいと思っているのですが、なんとか失脚させたい叔父は汚い手で邪魔をしてくるんです。(会社経営に興味のない 沈辰はそんな父のやり方が許せず、沈觅の味方をしているんですが。)

沈觅は「绿川集团」で開発中の動物用の新薬が出来るまで後一歩という所まで来ていて、その新薬が出来たらその薬の臨床試験を自分が把握している動物病院で行いたいという思いがあり、田甜の病院に出資したのです。

叔父に何も言わせず社長になるためはその成功が一番いい方法だからなのですが、肝心の動物病院の経営が 田甜が何かと口を挟むので上手く行かないんですね。だからこそ 沈觅は 田甜にうるさくいうし、嫌われる行為もする。

田甜は初めのうちは冷たい合理主義者で経営のことばかり言う 沈觅に腹を立てているのですが、自分は経営について何も知らないうえに、自分たちの考える施しに似た経営の仕方にはやはり限界があると感じて、沈觅を見直していきます。もともと 卡洛に示す愛情深さをしっているので、良い人であることは分かっていたわけです。

お互いにお互いの良さを理解して距離が近づいていくのは、もうラブストーリーの定番なのですが、ここから恋が進まないわけですね。

病院のほうは色々な困難を経験してはそれを乗り越え、ダメなスタッフたちも成長していくとストーリーは進んで行くんですが・・・恋は進まない。というか 沈觅が何もしない。いつ二人はラブラブしてくれるの?気になるからやめられない~、と。

そして、沈觅には恋よりまずは会社という気持ちが強いわけですが、それがなぜなのかが終盤も終盤に明らかになってくるんです。

なかなか驚きの展開でございました。

子供で強い罪悪感を抱えた 沈觅がそうしなければいけなかった理由は分かりますが、これを 沈觅に強要した側の気持ちが私にはよくわからなかったので、ラストのこの展開についていけなかった・・・です。(しかも、事実が分かってみるとあのお墓。樹木葬かもしれないけど・・・ひどいと思ってしまった)

あと、どんな役でもタオさんは見事なツーブロックね、と。

 

 

                       (画像出典 百度百科)