ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

田耕纪 Romance on the Farm

 

『田耕纪 Romance on the Farm』 ★4(迷いましたが、こっちに)

 

曾舜晞(ツォン・シュンシー)さん、田曦薇(ティエン・シーウェイ)さん、主演のSFラブストーリーです(うまくジャンル設定ができない・・・)。全26話+番外編。

 

曾舜晞(ツォン・シュンシー)さん、「擇天記 〜宿命の美少年〜 / 择天记」「宮廷衛士の花嫁 / 嘉南传」「我可能遇到了救星」「去有风的地方」(ちょっと)「莲花楼」「云之羽」(ちょっと)を視聴しました。まだまだ待機作がある今年ですがあとわずかだから、来年に延びちゃうのもあるんだろうな・・・。

田曦薇(ティエン・シーウェイ)さん、「星から来た猫将軍 / 我的宠物少将军」「神様の赤い糸 / 姻缘大人请留步」「卿卿日常」「初次爱你」を視聴しました。ご本人も可愛い、役柄も可愛い女優さんですね。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

大学生の 连蔓儿 は離婚した両親が両方とも学費を支払ってくれず、自分で稼ぐために最新体験型ゲームのテストプレイヤーになります。

ゲーム内のミッションをクリアしたらボーナスが出ると聞いて、学費のためなんとしてもミッションをクリアしようとゲーム内に入り込みます。(VRゲームよりも進んでいる感じ、脳内でゲームに参加するような感じかしら?マトリックスの世界観)

基本的には農業ゲームなのですが、大勢いる親戚たちに対処しながらゲームを進めていくと聞いている  连蔓儿です。

農村の豚小屋に落ちた  连蔓儿は弟 小七と会います。そして大勢いる家族に次々と会っていきます。

肝心のミッションは一千两黄金を貯めると言うもので・・・。

祖父母、父の兄家族(三人)、次兄家族(三人、長男は家を出ている)と自分たちの家族、三男の父と母(母は妊娠中)と弟と、父の妹、という大家族が次々問題を起こす中、祖父のやっている農業を元手になんとかお金もうけをする方法を 连蔓儿は考え出さなくてはなりません。

そんな時、道に倒れていた男 沈诺 をみつけるのですが、お金儲けを考えなくてはならない時に、人助けなんてしてらないと無視を決め込んでいたのに、沈诺は助けなくてはゲームが進行しない重要キャラらしく仕方なく拾っていく 连蔓儿です。

连蔓儿の家族は父が三男で足に障害を負っていることもあり、家族内でかなり蔑ろに扱われており、長兄家族が自分の娘の結婚の結納品を壊したことで負った借金のかたに、连蔓儿を売って死人の花嫁(殉葬する)にしたことから始まり、かなりひどいことばかり襲ってくるのです。

でも、助けた 沈诺の助けもあり何とか困難を乗り越えながら、農作物の落花生を使ってお金を稼ごうとしていきます・・・

 

 

このドラマの私の一番は

 

主役カップルの可愛いさと相性の良さ、です。

 

道で倒れていただけあって 沈诺 は訳アリの人なのですが、根が単純な 连蔓儿は 沈诺の言った言い訳をそのまま信じて家の一角に置いてあげます。

沈诺は初めは殉葬の花嫁の難を逃れるため 连蔓儿の恋人役を演じるため協力しているのですが、叔父に売られたことを家族全員の知る事になってからは、连蔓儿の母の遠縁の親戚として 连家に居座ることになります。

沈诺は 连蔓儿のことを自分の本当の目的のために利用しているのですが、いっしょに生活していくうち、親戚連中にいいようにされているのに同情もするのですが、それ以上にたくましく強気で、お金に強い執着を持っているわりに情にもろく、生きる力の強さに魅かれていきます。

连蔓儿もいざという時には自分の身を危うくさせてまで助けてくれて、頭もキレて頼りになる 沈诺に惹かれていきます。

この二人のナイスカップルっぷりがとてもいいんです。

とにかく親戚連中のこれでもかという嫌がらせを越えた悪だくみがすごくて、二人の可愛さで和んで、またいやないとこの  连花儿の攻撃やら、怠け者の次男家族のずるさとかに耐え、二人の恋の進展を楽しみにしてました。

とても、お似合いなんですよね~この二人が本当に。

嫌がらせにイライラしてしまいますが、それに屈せず、最終的には 连蔓儿が勝つという展開も楽しめましたし、ラブラインも可愛い、と楽しく視聴したのにはしたんですが・・・。

★4をつけましたが、このドラマの根本的なところ、连蔓儿の経験している物語がゲームだという所が私の頭の隅にずっと引っかかってしまいまして、心の底から楽しめなかった・・・。

序盤に「何なのこのゲーム、農業ゲームじゃないの?」とちょっと 连蔓儿がゲームプレイヤーだとわかる場面もあるのですが、他ではまったくそういった感じがないのです。

実際ゲームをしていれば、「なんなのこの親戚?どういうキャラ?」とか「働く方法教えろや?」とか「そもそも一千两黄金って多くない?」とか「お金貯めるだけじゃなくて恋愛も楽しめるのね」とか「私、このまま恋しちゃって大丈夫?」とかプレーをしているとつい出ちゃう本人の声があるものじゃないかと。

ゲーム内の役に入り込んでいるといえばそうなのですが・・・。(見せ方もあるだろうけど、プレイヤーとしての连蔓儿の感情があったらあったで邪魔なのかな~、どっちだろう?)

結末は、「ゲーム内の二人の恋が叶う方法っていえば、アノ形かな」と予想していた結末が、番外編としておまけ程度に付いてます。

私としてはもうちょっとこの番外編で二人の現実での出会いを詳しく見たかった。ゲーム内でちょっとづつ育んで行った 连蔓儿の感情が宙ぶらりんではなく、またここからちゃんと始まるという、続きを強く感じたかったな、と。そこが見れればもっと良かったのに、と思いました。

 

 

                    (画像出典 百度百科)