ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

Last Twilight  ภาพนายไม่เคยลืม

 

『Last Twilight  ภาพนายไม่เคยลืม』 ★4

 

ジッポン・ポティウィホック(ジミー)さん、タウィナン・アヌクンプラサート(シー)さん、主演の恋愛ドラマです。全12話。

 

お二人の主演していた「VICE VERSA」を視聴しました。(感想書いてないです)

 

 

このドラマの私の一番は

 

Mhokに心を開いた Dayの笑顔、です。

 

優秀なバトミントンの選手だった Dayは交通事故の後遺症から視力を失ってしまう。家に閉じこもって何もしようとしない Dayに母は介助者をつけることにします。その募集に 刑務所から出たばかりで仕事がなかった Mhokが面接にやってきます。

面接での Mhokの態度に母も兄も嫌な顔だったのですが、Dayだけは自分に同情しなかったと Mhokを選ぶのです。

Dayの介助者になった Mhokですが、Dayは母の手前介助者として Mhokを選びはしたけど彼に心を許すつもりはなく、自分から辞めるように仕向けて行くのです。

そんな Dayの態度が鼻に着く Mhokですが、姉の遺した車をどうしても買い取りたい Mhokはこの仕事を手放したくありません。だから我慢して Dayに付き合います。

目の不自由な人の介助などしたこともない Mhokですが、Dayが日常生活で困っていることに気づきそれを改善していきます。

その Mhokの心配りが Dayにも徐々に伝わっていき・・・

Mhokは介助経験がないからこそ、介助の勉強や経験をした人とは違い、真摯に Dayを観察し Dayのために必要なことを考え手助けして行くんです、この行動がステキでした。介助や介護、知識や経験が必要なのは絶対そうではあるんですが、やっぱり一番はその人を思い、寄り添うことだと思うんです。

これ、家族だと難しいんですよ。心配が先に来たり、愛情によって縛っちゃったりするんで。どうしても本人の目線ではなくて、自分の目線や思いを優先しちゃうんですよね。あなたのため、と。家族だとお互いにカチンとくることも多いし。

だからこそ、Mhokの接し方に心を開いていく Dayがいいんですよ。

部屋に閉じこもっていた Dayをまずはリビングに連れ出し、次は玄関から外へと連れ出す。Mhokは失敗しながらも根気よくどうすれば Dayに必要なことを届けられるか考えて、それが Dayにも伝わって。

恐竜の着ぐるみみたいなので駐車場で遊ぶシーンの可愛かったこと。この時に心から笑えるようになった Dayの笑顔がステキ過ぎた。

Dayの無邪気な笑顔が本当に可愛らしくてステキなんですよ。

二人の間の絆がドンドン強くなっていく過程が素晴らしかったです。

Dayの目はまだ全盲ではなくて、上記ポスターの指一本分なら薄っすらと物が確認できる状態、でも角膜移植以外では治ることはなく、徐々に全盲に近づいて行ってしまうという病状なんです・・・そんな不安を抱えながらも少しづつ前向きになっていく Day。そんな Dayに惹かれていく Mhok。

でも Dayには好きな人がいまして、それを知った Mhokは自分の気持ちを隠すことにするんですが、Dayの恋は上手くはいかないんですね。

傷ついた Dayを慰めながらも積極的になっていく Mhokがまた良かったです。

ラブラブなった二人のイチャコラシーンはどれも胸温まるものばかりでした~。

タイドラマを何本か観ているとうっとりするのが、照明の使い方が綺麗なのと、風景が美しい。もちろん華流ドラマでも壮大な風景は素晴らしいんですが、タイドラマもステキなんですよね~、背景がドラマと私を盛り上げる。

ラストは介助人ではなく彼氏、もっとも大切な人になった Dayを守ろうとする Mhokの気持ちと、やっぱり大切な人になった Mhokを守ろうとする Dayの気持ちがぶつかります。

近くにいたい、守りたい、大切になればなるほど見えなくなってしまうものって、やっぱりあるんですよ。でもこれ大切なものを失ったことのある Mhokとしては仕方ないかなと思いました。

苦しい二人の気持ちを時間が解決してくれて、ハッピーエンドになって本当に良かったです。

ラストのキスシーンも本当に美しかったです。