ドラマ大好き

主にアジア(華流)ドラマの感想と、簡単なあらすじを書いています。ネタバレを含みますので、ご注意ください。

甜甜的陷阱  Sweet Trap

 

『甜甜的陷阱  Sweet Trap』 ★3

 

谢彬彬(シエ・ビンビン)さん、张淼怡(チャン・ミャオイー)さん、主演の恋愛ドラマです。全24話。

 

谢彬彬(シエ・ビンビン)さん、「长安少年行 」「住在我隔壁的甲方」を視聴しました。お顔が小さい。すだちぐらいしかないんじゃないでしょうか、と。

张淼怡(チャン・ミャオイー)さん、「独家童话」を視聴しました。可愛らしい女優さんですね、見事なイケメンさんばかりと共演していますが、どの方との相性も良い感じです。

 

 

このドラマの簡単なあらすじは

 

百川地方では昔から料理が有名で、中でも実力がある七人の料理人たちに5つ星の包丁を与えてその地位を称えました。

七人の料理人は百川七大家と呼ばれるようになり百川の料理界に君臨するようになります。しかし、星持ちではない料理店は百川ではやっていけないため、「为夺刀」という料理バトルで包丁を奪うという新たな形がうまれたのです。

新進気鋭の天才料理人  姜芥 は名もなき新人の料理人でしたが「为夺刀」で一つ星から勝ち進み、とうとう四つ星の大家を四人倒し五つ星に昇進したのでした。(同じ星同士の料理人と戦える、一つ星を七人倒すと二つ星に上がり、二つ星は六人、三つ星は五人、と戦い包丁を奪っていく。包丁を奪われた店は閉店しなければいけないという厳しいルール)

そんな 姜芥が次に挑むのが、五つ星店「黑鱼面馆」の 薛丛明。姜芥は 薛丛明に個人的な恨みがあり次の標的にしていたのです。

半年前に 薛丛明の弟子になった 李柰 は料理の実力はまだまだながら特別な嗅覚を持っています。

薛丛明に挑戦するにあたり、完璧主義の 姜芥は、後継者である 李柰の実力を確かめるために、密かに 李柰がやっている屋台へ行くのですが、そこで見た 李奈はダメダメな料理人でとても五つ星店を任せられるとは考えられないのでした。

姜芥は 薛丛明に挑戦状を送り、李奈は師匠の味覚が最近落ちていることから挑戦を受けることを心配するのですが、過去に確執がある 薛丛明は止めるのも聞かずその挑戦を受けるのでした。

バトル当日、最後になるかもしれないと下ごしらえを 李奈に任せる 薛丛明。そして勝負は二対一で 姜芥に負けてしまいます。

負けてしまい店が無くなってしまった 李奈ですが、新たに自分の店としてオープンし、必ず師父の包丁を取り戻すと誓うのです。

勝った 姜芥ですが、試合後初めて 李奈の名前を知り、李奈が自分が探していた幼馴染の女の子だったと知ります。なので、実力不足の 李奈を突き放したものの心配から影ながら見守っていくようになっていくのです・・・。

ある理由のため百川七大家の 姜家を倒したい 姜芥。そんな 姜芥から師父の包丁を取り返したい 李奈と、対峙する二人が料理を通して近づいていく物語りが始まっていきます・・・

 

 

このドラマの私の一番は

 

王道で先の展開が読めようとも、結局ラブストーリーはカップルに魅了されればそれで良し、です。

 

ラブラインの展開はもう鉄板!全く期待を裏切らない展開で進んで行きます。それでも二人のその先が気になって観てしまう、早く幸せになって~と応援してしまう、それが王道ラブストーリーを観る者の幸せ。そう再確認できる、主役カップルの可愛さでした。

私が恋愛ドラマに求めるのはカップルの幸せ度。メインカップルのラブラインです。なのでその二人をとりまく、あれやこれは付け合わせ。(もちろんこの付け合わせが良ければ良いほうがいいですよ。それによってメインが引き立たてられれば嬉しいことこの上ない。でもメインが単独で輝いていてもおいしくいただけちゃうのです)

このドラマでいえば料理バトルは私には付け合わせで。

なので前半の二人のやり合い→認め合い→すれ違い→別れ→自分の気持ちを確信してからの逆アッタク→を経てのラブラブを堪能。

身長差からのキスシーンにお見事と。ありがとうございますと。楽しませて頂きました。

そうメインに大満足でしたんですが、少し付け合わせに言わせていただくと・・・。

料理バトルはどうにも物足らなったです。

まず、人より鋭い嗅覚を持つ天才少女にしても料理を初めて半年ぐらいの女の子が、子供の頃から料理の腕を磨くことだけに命を懸けたに等しい天才努力家に勝つぐらいに短期間で成長する。成長するものですか?天才ならあり得るのかしら?

ありえるのかもしれないですが、そんなこともありえますよねと納得いく見せ方ではなくてですね。李奈ちゃんの成長がドラマ内の努力の仕方では伝わってこなかった。なので料理バトルに魅力が足りなく思えました。

姜芥の料理への情熱は、父を追い出した 姜家への復讐なのですが、こちらは引き付けられるものがありました。姜家が酷い。姜家おじのサイテー具合、くずっぷり、それを許していた祖父の傲慢さ。

華流ドラマではこうした家族内復讐劇(特に年長者絡みの)が割とホワホワとまとまってしまうのですが、このドラマはそこがちゃんとキッチリしてました。私は悪いことをした人はちゃんとギャフンと言って欲しいので(←言わないですが)、すっきり観れました。

料理ドラマとして観た華流ドラマでは「花小厨~しあわせの料理帖~」が一番ですね。韓流ドラマの「ゴハン行こうよ」も良いですよね~。日本のものだと「孤独のグルメ」♪ゴローゴロー♪ですね。でも何といっても「タンポポ」は最高の料理映画ですね~。

 

 

                      (画像出典 百度百科)